top of page
新世界市場_RGB_えんむすび_typo.png

「より広く」の親子のDNAは今確実に、

血筋も越えてこの市場に拡がっている

戦後間もない昭和22年に現在のご主人のお父さんが丸松青果として開業したのち、

米雑穀商の豊年食品、えびすや酒販、えびす寿司や花屋も相次いで市場内に開業し、松本家の気っ風のよい3人の息子たちは兄弟・家族で協力して継いできた。

のちに寿司屋は惣菜屋「えんむすび」に転身。その理由は「うちの料理好き奥さんのこんなに美味しい手料理を、家族で独り占めするのが世間様に申し訳なかった」から。

その味は一度食べたが最後、こんなに家庭的で心身沁みるお弁当がこんなお手頃で買えるなんて、、、あれからどの弁当屋でも、えんむすびと比べてしまい、物足りない。

現在休業中だが、復帰を望む常連の声は多い。

大家としては「毛色の違うものを市場に」と、斬新な若者たちを率先して迎え入れた。市場の皆さんはもちろんだが、このご主人のその懐の深さは特に天下一品だ。

食に関するあらゆる商売を通し「大阪の皆さんにはほんまにお世話になった」とご主人。その口癖は、親父が広げた大きな円(縁)を、家族で結んできた何よりの証拠だ。

bottom of page